就職活動のその先に

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同じ学部のお友達に内定が出た。
まだ一つも内定をもらっていない私。
ちょっと焦る。


「あなたならきっと大丈夫だよ」
彼女はそう言ってくれるけど
既に視線は来年に向けられている。
わたしは今日もエントリーシートを書いてる。


就職することってそんなに難しいことなの?
なんで大学を出たら就職なんだろ。
「皆そうするから」
「働かなければ生きていけないから」
どれもとってもありきたりな理由ばかり。


確かに就職は大切だけど
それだけが人生じゃない。
「仕事なんか作ることもできるもん」
と、ちょっとだけ粋がってみる。


「文学部の場合、就活は結構大変らしいらぞ」
と、法学部の彼氏はいう。
彼は第一志望の総合商社から
内定をもらっている。
わたしは今日も
書類審査に落ちてしまった。


「お祈り申し上げます」の企業からの手紙。
履歴書とエントリーシートが返送される。
もう何社からこんな通知をもらっただろう。
そんなにお祈りされる私は神様なの?


就職することってそんなに難しいことなの?
なんで大学を出たら就職なんだろ。
「社会貢献が必要だから」
「生きるためにスキルアップが必要だから」
どれもとってもありきたりな理由ばかり。


「俺の奥さんになればいい」
と彼が言う。
それってプロポーズ?
なんと大胆な・・・


「お祈りはなしだよ」
と私は答えた。



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