結婚

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昨今、生涯未婚率が男女ともに急上昇を続けているそうです。その原因が何かについては様々な論議がなされているようですが、それでも多くの人はいずれ結婚をして家庭を築くことになります。本カテゴリにおいては、結婚をテーマとした作品をご紹介しています。小説の中の彼と彼女は、どのような経緯で結婚に至るのでしょうか。また、その生活とはどのようなものなのでしょうか。

■作品一覧

幼なじみ

「彼女とうまくいっていないんだ」彼はボクのグラスにビールを注ぎながら切り出した。ボクは少し驚いた。ボクを含めてみんなから妬まれるほどの熱い二人だったからだ。それに二人は数ヵ月後に結婚式をひかえている。お待たせしましたと、あどけなさの抜け...

彼女の今ほしいもの

彼女のバースデーが近かった。ボクはそれとなく彼女のほしいものを探り出す必要があった。ただし、バースデーを前にあからさまにたずねるのも気が引けた。そこでボクは、第三者を介してそれを調査することにした。第三者とは、彼女の妹だ。妹は、彼女より...

時効なき罪

今なら間にあう。今、彼女に電話をすれば、きっと引き止めることができるはずだった。「彼女、あなたが止めてくれるのを待っているのよ」彼女の友人は、ボクにそういった。彼女との出会い、二人の楽しい日々。不安定なボクの心、そして彼女の涙。「今どき...

負けのない賭け

「サーティ・フォーティ?」と私はきいた。「そう、サーティ・フォーティ」中央のネットを隔てたコートの反対側で彼が答えた。これを落とすと、デュースとなってしまう。女子大の頃から、テニスだけは自信があった。なんとか次で決めて彼に勝ちたかった。...

伝えるべきこと

「お前担当の共通モジュール、いつできる?」背後からの同僚の声に、ボクは現実へ引き戻された。ディスプレイに表示されているプログラムソースを追いながら、問題箇所がないかの最終確認しているところだった。「たぶん、あと少しで渡せると思う。待てる...

西から昇る太陽

夕暮れが迫っていた。ボクは空港の駐車場に車をすべりこませた。年の瀬で混雑が予想された駐車場は、意外なほど空いていた。ボクは、ループ状のレーンに入り、そのまま屋上まで車を走らせた。屋上には、数台の車が停まっているだけだ。ボクは、滑走路を見...

西から昇る太陽2

ただ、寂しかった。彼はいつもとても優しかったし、二人は確実に愛し合えていた。でも彼は、私を幸せにするには、あまりにも忙しすぎた。先週いっぱいで、私は仕事をやめた。帰国子女として日本の大学に入学し、卒業後にそのまま入社した商社だ。3年と8...

結婚前にすべき事

彼氏と手を繋いで歩くのがこんなにもドキドキすることだっただなんて。河沿いの堤防をゆっくりと歩く。河原では、中学生が草野球に夢中だ。爽やかな風が私の長い髪を揺らす。「寒くない?」と彼氏が聞く。「大丈夫」と私は答える。彼氏と付き合いだして、...



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