分岐点 Sponsored Link 「話したいことがあるの」 突然の彼女からの電話。 「すぐに迎えに行く」 車を彼女のマンションまで走らせ その足で、静かな夜景スポットへと赴いていた。 ボクはいつになく不安だった。 明確な理由があるわけではなかった。 でも、ボクの不安はいつも的中していた。 「話って?」 やっとの思いで、ボクはその一言を声に出した。 リップグロスに輝く彼女の唇が ボクの言葉に反応し、ゆっくりと開かれる。 安堵か絶望か。 人生の分岐点に、ボクはいた。 「実はね・・・」 Sponsored Link ■お勧め作品 分かれ道 三原色の光をうけて 運命的な出会い